原木椎茸

椎茸の栽培は、原木と菌床によって栽培されています。菌床椎茸栽培は効率的な方法により、今では椎茸消費量の9割以上を占めると言われています。(中国産を含む)
一方、重労働で自然環境に左右されやすい「原木栽培」は、年々生産量は落ち込み、後継者もほとんどいないという状態です。また中国産の輸入椎茸(菌床栽培)の登場によって、価格競争は激しさを増し、益々原木椎茸の生産者は減少していると言われています。原木椎茸の栽培には、主にクヌギ、コナラ、ミズナラが最も適している原木と言われています。樹齢20~25年たった原木を1mほどに切り出し、椎茸の菌を接種します。250日から300日間、自然の環境を利用して培養します。(しいたけブラザーズHP参照)
<効 能>
薬膳では、干椎茸として用いることが多いと思います。干椎茸は、補気類に分類されます。補気益胃により、脾胃気虚の食欲不振や胃痛、ゲップ、嘔吐に効果があります。
また、風疹の発疹不暢や不正出血、血便などにも効果があります。椎茸に含まれルエリタデニンには、コレステロールを低下させる作用があるとして注目されています。
<オススメの食べ方>
干椎茸では、乾燥させたことで、旨味のアミノ酸であるグルタミンが豊富になります。
出汁として使いつつ、具材としても使えるところが一番の魅力かなと思います。原木椎茸は、やはり採れたての新鮮な香りと歯応えは菌床では味わえないものです。採れたてを軽くあぶり、手で割いて少し醤油をつけて食べるのが一番幸せなオススメの食べ方です。原木椎茸と干椎茸、それぞれの良さで味わってみてください。
生椎茸入り薬膳ピザ
インタビューの多根さんから教えて頂いたレシピを参考に
作ってみました。
作り方はこちら▶︎ |
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