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No.075 |
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食 薬 名 |
茄子
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区 分 |
下 品 |
分 類 |
止血類 |
性味/帰経 |
涼、甘/脾、胃、大腸 |
働 き |
1.清熱止血
2.消腫利尿
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茄子は、原産地はインドですが、日本では全国で栽培されている食材です。茄子の性味は、涼、甘。帰経は脾、胃、大腸です。茄子は、止血類で、熱を取り除き、出血を止めるため、血熱の各種出血を止める働きがあります。また、消腫利尿、健脾和胃の働きがあります。ナスの皮のあざやかな紫色は、ポリフェノールの一種であるナスニンによるもので、強力な抗酸化作用があり、がん予防にも効果が期待できます。ナスのヘタに含まれる天然化合物には、アポトーシス(細胞死)を促す作用があり、子宮頸がん細胞への抗腫瘍効果がすでに確認されています。水にさらしてアクを取る際は、ナスのアクはポリフェノールの一つでクロロゲン酸という美肌効果、老化防止効果の可能性があるため短めにします。
出典:
薬膳素材辞典 早わかり薬膳素材
名古屋大学プレスリリース
執筆者:Web部 中島悦子 |