▶︎バターナッツかぼちゃ
▶︎葡萄
▶︎タカベ(すずき目タカベ科)
▶︎御所川原(りんご) ▶︎長なす ▶︎ながらみ(巻貝)
▶︎十吉みかん ▶︎花秋葵 ▶︎真竹(またけ)
▶︎アローカナ(卵) ▶︎蒓菜(じゅんさい)  
▶︎せんだんご(さつま芋) ▶︎ずんだ(大豆)  


2018.12
バターナッツカボチャ(かぼちゃ)
千葉県長生郡長柄町
分   類:補気類
性味/帰経:温・甘/脾・胃
働   き:補気健脾
食材紹介名:福室 愛子
 
まるでひょうたんの様な形ですが「かぼちゃ」です。海外から入ってきた品種ではありますが西洋の南瓜の仲間では無く、日本の南瓜と同じ仲間だそうです。
特徴は名前の由来のとおり、ナッツの様な風味とねっとりとした果肉です。なんといってもポタージュスープに向いています。その他ソテーやフライにも、和食よりも洋食向きかもしれません。
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2018.12
御所川原(ごしょがわら) (赤いりんご)
青森県五所川原市
分   類:清熱類
性味/帰経:甘・微酸・涼/脾・胃・心
働   き:清熱生津・止瀉通便
食材紹介名:鈴木 裕子
 
「りんごは赤い」というのはあたり前、とお思いの皆様。御所川原は皮だけでなく“果肉”も赤いのです。しかも、花・若葉・枝までもが赤い非常に珍しいりんごです。
青森県はりんご生産日本一で、県内各地で様々な品種が栽培されていますが、御所川原は私の住んでいる青森市のお隣の五所川原市だけで育成されおり、一般的なりんごに比べてポリフェノールやアントシアニンが多量に含まれているそうです。
小ぶりで酸味の強いりんごですが、加熱すると酸味と甘みがほど良くなります。 また、真っ赤なりんごを牛乳や生クリームと組み合わせると綺麗なピンク色になり見た目も楽しくなります。スイーツはもちろんですが、ドレッシングに加えたりしていただいています。
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2018.12
十吉みかん(じゅきちみかん)鹿児島県志布志
分   類:理気類
性味/帰経:涼・甘・酸/胃、肺
働   き:開胃理気、生津止渇、潤肺止咳
食材紹介名:北野 祥子
 
私は福岡の出身ですが、鹿児島志布志とは『十吉みかん』を生産している農家さんとのお仕事の縁で度々訪問しています。この度15周年記念式典会場で、「十吉みかん」の皮を使用した陳皮などを販売させて頂きます。
十吉みかんは日本の柑橘類の祖先の一つと言われているクネンボ(九年母)というみかんを原種とする、鹿児島でもあまり出回っていない、とても貴重なみかんです。花、皮、果肉共に香りが高く、果肉は酸味が強いのが特徴。特にその独特の華やかなで高貴な香りはクネンボの特徴を強く引き継いでおり、風に弱く栽培が難しい、また種子が多いなどの理由でほとんど出回っていません。その貴重で栽培が難しい十吉みかんを、徹底した自然農法で育てています。
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2018.11
アローカナ(卵) 千葉県長生郡長柄町 
分   類:滋陰類 
性味/帰経:平・甘/肺、心、脾、肝、腎 
働   き:滋陰潤燥 
食材紹介名:福室 愛子
 
昨今、よくテレビで紹介されています“幸せの青い卵”アローカナ。南アメリカチリ産の鶏が産卵する卵の事です。普通の鶏の半分程度しか産卵しないのでとても貴重な卵です。 
お値段も少し割高(10個 400~500円)ですが、栄養価はレシチンが2倍(老化防止成分)、ビタミンBが20倍(疲労回復、免疫力UP)と高いです。私の住む長生郡は養鶏場が多いので“道の駅”や“卵直売所”で購入できます。味の特徴は黄身に弾力があり濃厚です。卵かけごはんがお薦めです。
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2018.10
せんだんご(さつま芋) 長崎市島原市
分   類 : 補気類
性味/帰経 : 平・甘/肺・脾・腎・肝
働   き : 益気健脾、和胃調中、潤腸通便
食材紹介者 : 市川 兼二朗
 
島原地方には「ろくべえ」というさつま芋の粉で作ったうどんや饅頭(写真)がありますが、このさつま芋の粉は「せんだんご」と呼ばれ、さつま芋を発酵させ更に乾燥させて粉にしたものです。何故「せんだんご」と呼ぶかと言いますと、粉を作るのに、とにかく手間暇が掛かるのです。それで地元の人はこれ以上手間を掛けたくないということから、地元の方言で”もうせん(もうこれ以上したくない)“という言葉からこの粉のことを「せんだんご」と名付けたとの事。うどんを作る場合は自然薯を繫ぎに使います。出汁はアゴ出汁を使います。饅頭は皮に使い、繫ぎには小麦粉を使います。餡にはサツマイモを使います。いずれも加熱すると黒く変色する独特の特徴を持っています。
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2018.09
葡萄 福島県喜多方市 
分   類:養血類 
性味/帰経:平・甘・酸 / 脾・肺・腎 
働   き:補気養血安胎、強壮筋骨、利尿消腫 
食材紹介者:青柳 崇子
 
私の親戚が住む喜多方市は、福島県会津地方の北部に位置します。蔵と喜多方ラーメンが有名ですが、シャインマスカットも特産です。皮まで食べることができるシャインマスカットは高級なイメージですが、地元の果樹園ではびっくりするような価格で購入できます。マスカットは白ぶどうですが、黒ぶどうと同じくらい皮にポリエノールの一種レスベラトロールが含まれているので、強い抗酸化作用やアンチエイジング効果が期待できるとされています。
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2018.09
長なす 長崎県島原市
分   類:理血類
性味/帰経:涼・甘/脾・胃・大腸
働   き:清熱止血、消腫利尿
食材紹介者:市川 兼二朗
 
私のふるさと長崎市南東部の島原半島は、熊本県の天草諸島とともに雲仙天草国立公園の一部で、半島の中心「島原」は有明海に面して雲仙の伏流水が町のあちこちに湧きだしている水の豊かな所です。ここで収穫される茄子は、普通の茄子より15㎝から20㎝は長く、歯ざわりが良く、甘味が強いのが特徴。天ぷら、豚とナスのみそ炒めが抜群に美味しいです。
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2018.08
花秋葵(はなおくら) 横浜市青葉区鴨志田町
分類・性味:消食類・涼、辛、苦/肺、肝、胃
効   能:健脾消食、潤腸通便
食材紹介者:田原静穂
 
鴨志田町でたくさんの種類の野菜を作っていらっしゃる方から、毎年7月頃に花おくらを頂きます。今年は猛暑のため開花が遅れているとのことでしたが、8月に入って綺麗な花オクラが届きました。
花おくらはおくらの花なのですが、花を食べるために改良された品種です。実は固くて食べることができません。
花びらを甘酢づけにしたり、サラダにしたり、花びらで生ハムを巻いてみたりします。見た目が良くきれいなので、お料理の飾りとして主に使います。
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2018.08
蒓菜(じゅんさい) 秋田県三種町
分類・性味:清熱類・寒、甘/肝、脾
効   能:清熱解毒、下気止嘔
食材紹介者:鈴木 日出子
 
秋田県三種町はじゅんさいの国内生産量の約90%を占める日本一の産地です。
私がいる秋田県南地域と少し離れているためじゅんさいのレパートリーは少ないですが、病院や施設の給食で、お盆の行事食や夏の献立で吸い物や酢の物として提供します。アクセントにおろし生姜を添えるたりしますが、じゅんさいのみ使用することがほとんどです。出回っているじゅんさいは水煮が手ごろですが、やはり生じゅんさいは美味しいと思います。
手が届かないほどの値段ではないですが、ちょっとよそ行き風にしたいときに使います。
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2018.08


ずんだ(大豆) 宮城県仙台市
分  類 :利水滲湿類
性味/帰経:平・甘/脾・胃・大腸
働  き :健脾益胃、潤燥利尿
食材紹介者:岡野定 玲子
 
夏は枝豆の収穫時期で、スーパーにも様々な種類の枝豆が秋近くまで並びます。それぞれの家庭で、お盆やお彼岸のお供え物として欠かせないものです。
「ずんだ餅」の「ずんだ」は枝豆を茹でて、薄皮を取り除いてすり潰し、砂糖、塩、水を加えて作った餡で、餅と合わせた「ずんだ餅」は宮城県仙台市の郷土料理です。最近では仙台のお土産物として有名になり、1年中、ずんだ餅をはじめ、だんご、大福もち、どら焼き、ずんだをベースにしたカントリーマーム、きのこの山、キットカット、ポッキーなど、おいしいお菓子がたくさんあります。
夏は、食欲不振や体力の消耗が激しく、胃腸機能も低下しやすい季節です。脾と胃の働きを補益する「ずんだ」は、理にかなった郷土料理です。
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写真:IZU DIVIING clubより
2018.07


タカベ(スズキ目タカベ科) 東京都
分   類:補虚類
性味/帰経:平(温)・甘/脾、胃、肝、腎
働   き:補脾益腎、止咳、利尿、安胎、
食材紹介者:小林紀美子
 
暑い夏、ヨットのベストシーズンの到来です。大島、新島などの伊豆諸島に繰り出します。1日のセーリングを終えて、ハーバー近くのお寿司屋さんに向かいます。「1番、美味しい焼き魚は?」と尋ね、勧められるのがタカベです。
タカベはスズキの分類に入り、初夏から夏にしか味わえない小さな魚です。脂ののりが良い魚ですが、この時期は更に脂がのる為、塩焼きが最高と地元の魚屋さんも勧めてくれます。平安時代の句に、「中秋の名月を見ながら、たかべの塩焼きを肴に酒を呑むことはこのうえない贅沢である。」と詠まれたほどのようです。
タカベは、伊豆諸島で獲れ『東京都産』で販売される数少ない魚です。潮通しの良い岩礁域の浅瀬で群れをなして泳ぎまわり、体長25cmほどのきれいな青い姿はダイビングでも楽しめます。
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2018.07
(写真:ウイキペディアより)

ながらみ(巻貝) 千葉県山武市成東
分   類:清熱類
性味/帰経:寒・甘/膀胱
働   き:清熱利水、明目、止淋排濁
食材紹介者:奥平純子

私は船橋市在住ですが、くこ(46号4月)に掲載させていただいた成東(山武市)のまちづくりに関わっています。成東の人達が御馳走してくださった「ながらみ」をご紹介します。直径3㎝位の大きさの巻貝です。旬は春から夏。以前(昭和の頃)は貝を採る道具で、胸まで海水に漬かりながら砂に潜り込んでいるながらみを採ったと聞きました。最近は採れなくなり幻の貝となっているようです。地元の人たちは日本酒のおつまみにします。砂抜きし塩茹でしたものを成東駅前の成美食堂でいただきました。地元の皆さんが爪楊枝で貝の入口部分を刺し器用に身を取り出してくださいました。サザエとアワビを合わせたような味と食感で美味しくて止まらなくなりました。
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2018.06  

真竹(またけ) 神奈川県川崎市
分   類:化痰類
性味/帰経:寒、甘/胃、大腸
働   き:清熱化痰、解毒透疹、滑腸通便
食材紹介者:日高和子

朝採れの「真竹」(またけ)が私の住む街川崎市の野菜直売所にありました。筍というと関東地方では4月ごろ出まわる孟宗竹を想像しますが、その姿を見かけなくなる梅雨前の6月初め頃に真竹が販売されます。
地面から30~40㎝位まで伸びたものを採り、細長くて表面がつるりとしているのが特徴です。真竹はスーパーではあまり見かけませんが、あっても一時なので記憶に残らないかもしれません。でも、とてもおいしいのです。特に採り立てはえぐみがないので、米ぬかや唐辛子をいれる必要がなく、水から入れてゆがき15分程で柔らくなります。
筍は化痰類で清熱化痰の働きがありますから、咳や痰などの症状を改善することが期待されています。
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