 牛蒡(ごぼう)

そもそも、牛蒡は、日本と韓国と台湾と一部のアジアでしか食用とされていません。原産地である中国やヨーロッパでは、牛蒡は食材というよりも「薬」でした。それでも「本草綱目」には、“古代には栽培されて、煮てから乾燥させて食べていたが、今はあまり食べない”と書かれています。日本に伝わったのは、縄文~平安時代の間とされています。もともと漢方薬として伝わった牛蒡を、我が国が独自に食用として栽培を始めました。江戸時代には品種改良されたと言われており、常食されるようになりました。
<食材の効能>
〇本草薬膳学院教科書「方剤学」には、牛蒡の記載があります。
牛蒡:寒(平)、苦/肺、胃 清熱袪風、利水、消腫
外感寒熱の汗、中風の顔の浮腫、消渇、咳、應腫。久服軽身耐老。「本草綱目」より
久しく服用すると血流が良くなり滞ることなく、身体を軽くなり老いに耐えるとあります。
〇「性味表大事典」(竹内郁子著)にも、牛蒡の記載があります。
牛蒡:心、苦、甘/微涼 袪風清熱、補腎、通便
〇薬膳素材辞典には、牛蒡子として記載されています。
牛蒡子 寒性/辛・苦味/肺・胃 辛涼解表類に分類されます。
疏散風熱・宣肺去痰 風熱表証の発熱・目の赤み、咳、痰多、かゆみ
透疹解毒 麻疹、風疹、吹き出物
利咽消腫 咽痛、瘡瘍腫毒
IT部おすすめ:「がめ煮」 福岡県の牛蒡をたくさん使った「がめ煮」をご紹介しましょう...!
この名前の由来は諸説ありますが、博多弁の「がめくり込む」(寄せ集める)から付いたという説や、スッポン(がめ)を、あり合わせの野菜で煮込んだからというものなどあります。現在はスッポンではなく、鶏肉を使うのが一般的です。
材 料:鶏肉、牛蒡、レンコン、ニンジン、干し椎茸、タケノコなど
作り方:だし汁に酒、醤油、みりん、砂糖で味付けし、鶏肉をいれひと煮たちさせたら野菜を入れて煮ます。
牛蒡をしっかり噛むことで、唾液もたくさんでます。血流がよくなることで身体が軽くなるでしょう...。
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