2020.06
河内蓮根(はす) 大阪市
分   類:理血類
性味/帰経:寒、甘/脾、心、胃
働   き:①生:涼血散瘀・清熱生津
      ②熱:健脾開胃・養血生肌・止瀉
食材紹介者:下農 佳子


大阪市鶴見区では、河内蓮根(かわちれんこん)が有名で、昔は辺り一面に蓮根畑だったとか。1990年に万博開催で花博記念公園鶴見緑地ができた時に整備され、かなり無くなったようです。今は門真市に蓮根畑をみる程度になってしまいました。この辺りは良質な粘土地質で栽培に向いています。そのため繊維質の少ない、モチモチした肉厚の蓮根ができます。何といっても白い糸を引くところが特徴です。私のお店(cafe-cafeばらんす食堂)で蓮根だんご、蓮根挟み焼き、蓮根スライスを皮にした餃子などのメニューを出しています。人気メニューのひとつです。


2019.01
吹田くわい  大阪府吹田市
分   類:理血(活血化瘀)類
性味/帰経:微寒・苦・甘/心・肝・肺
働   き:行気通淋・化痰止咳
食材紹介名:渡辺 真里子

 
私が住んでいた大阪府吹田市は大阪府の北部・北摂地域にあり、1970年の大阪万博以降ベッドタウンとして開発が進みましたが、弥生時代の住居跡が発掘されるなど古い歴史を持つ街です。
くわいは水生生物で沼や水田など水の多い場所で育ちます。食用になるのは地下茎の先端部が膨らんだ塊茎と呼ばれる部分です。吹田くわいは300年ほど前の書物にも記録があり、味がよいことで知られ、貝原益軒の「大和本草」など多くの著名な本草書にも見られます。
急激な開発などで一時は絶滅の危機にありましたが、近年では伝統野菜として保存活動が盛んです。主に高級飲食店向けに出荷されるため身近ではありませんが、市のマスコットキャラクター「すいたん」のモチーフとして親しまれています。
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