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品 名 |
冬瓜(とうがん) |
地 域 |
静岡県熱海市 |
分 類 |
利水滲湿類
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性味/帰経 |
微寒、甘、淡/
肺、大腸、膀胱 |
働 き |
清熱解毒、生津止渇 |
紹 介 者
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多根弘子 |
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冬瓜は、夏の薬膳料理に使われる代表的な食品だ。体の中の余分な熱や水分を排出してくれる優れもの。利尿しながらむくみ等を解消し、一方で喉の渇きは潤してくれる。まだまだ残暑が残る中、活躍の場がありそうだ。冷暗所で上手に保存すると、冬まで食べられると言うので、冬瓜と言う名がついたそうだ。
ただ冬瓜は体を冷やす作用があり、気をおろすので、妊婦やお腹の冷えやすい人は食べすぎないように注意する必要がある。また、利尿作用が強いので、腎陰虚の人には適さない。特に、緑色の皮の部分と、種子は効能が強く生薬として使用されている。むくみ解消などの効能を期待する場合は、ぜひ皮と種子を一緒にスープ等に調理し、食べる時には取り除くと良い。 |