会員の皆様がお住まいの地域には、思っている以上に珍しい食材が沢山あります。 郷土料理や特産物の中には由来や歴史があり、節気を考え身体の働きを考えて伝承されています。私の街のおすすめ食材を紹介します。



品   名 もってのほか(菊花)
地   域 山形県
分   類 辛涼解表類
性味/帰経 微寒、辛、甘、微苦/肝、肺
働   き 疏風清熱、清肝明目、
清熱解毒
紹 介 者
小田真希子
   

食卓に登場するキクには大きく分けて、刺身のつまにする「つまぎく」と、おひたしなどに調理して食べる「食用ぎく」(食用菊)があります。
山形県は食用菊の生産が盛んな県です。菊の花びらを食べる習慣は、江戸時代以降に普及したとされていて、現在でもおひたしなど、食用ぎくを食べる文化がしっかりと残っています。特に香り高く、美味とされ「食用ぎくの横綱」と評されるのが、紫色をした「もってのほか」という品種です。正式名称は「延命楽」ですが、この名は、「天皇家の御紋を食べるとはもってのほか」とか、「もってのほかおいしい」といったことから転化したと言われています。菊の旬は秋から冬のはじめにかけて、9月9日の重陽の節句(菊の節句)の時には「寿」の黄色い菊が出回ります。現在は品種改良が進みさまざまな品種が、1年中出荷されるようになっています。

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