No.067  
食 薬 名  白木耳(しろきくらげ)
区   分  上 品
分   類  滋陰類
性味/帰経  平、甘、渋/肺、胃、腎
働   き  1.滋陰潤肺
 2.養胃生津



白木耳は、シロキクラゲ科の植物で、主産地は、中国の四川省などで、白くて半透明のキノコで、乾燥させたものが一般的です。戻すとプルプルとした食感になります。白木耳は滋陰類で陰液を滋養し、臓腑を潤し、陰虚証を治療する食薬です。性味は、平、甘、淡。帰経は、肺、胃、腎です。白木耳の働きは、滋陰潤肺、養胃生津で、皮膚に潤いを与え、免疫機能増強の働きがあります。注意事項としては、作用が緩慢なので、常食してはじめて効果がでます。またビタミン剤、抗生剤と一緒には用いないようにしましょう。
白木耳の食べ方は、乾燥した状態から戻す時は湯ではなく、水を使い、必ず加熱することです。スープに入れると、とろみが出て、優しい味わいになります。杏仁豆腐やゼリーなど、デザートの材料としても人気です。サラダのトッピングにしても美味しいです。

ご紹介食薬の掲載履歴はこちら▶︎ この章のトップへ▶︎