暮らしの中の身近な食薬        No.054

じゃがいも











じゃがいもは南アメリカ原産で、日本で本格的に栽培されたのは、十八世紀(1760年ごろ)といわれています。日本には、慶長3年(1598年)に、オランダ人により東洋貿易の根拠地としていたジャワ島のジャカルタから長崎に伝わりました。「ジャカルタから来たいも=じゃがたらいも」がなまって「ジャガイモ」になったといわれています。その後、江戸時代に何度もあった飢饉のたびに、飢えをしのぐための作物として広がったとされています。じゃがいもの芽や傷のついた部分に毒(ソラニンやチャコニン)があるのは有名ですが、どのくらいで症状が出るかはあまり知られてないかもなので、ご参考に。体重が50kgの人の場合、ソラニンやチャコニンを50mg(0.05g)摂取すると症状が出る可能性があり、150mg~300mg(0.15g~0.3g)摂取すると死ぬ可能性があるとされています。中毒になる時間も短時間なので注意が必要です。

<効能効果> 
分   類: 補気類
性味/帰経: 平性、甘味/胃、大腸
効   能: 補気健脾・・脾気虚の疲れ、食欲不振、胃痛、吐き気、嘔吐、便秘

IT部おすすめ
世界でじゃがいも生産量が一番多い国は中国だそうです。
じゃがいもレシピはたくさんありますが、「大葉とじゃがいものお粥」はいかがでしょう?

大葉とじゃがいもの粥
<材 料> 大葉3枚、米80g、じゃがいも1個、生姜(皮付き)薄切り3枚、塩

<作り方>
 
① じゃがいもは皮をむいて、さいの目に切る。
② 大葉、生姜はみじん切りにする。
③ 米と➀を水800ccに入れて、粥をつくる。
④ 粥に➁を加え、塩で調味する。

<効 能> 
温脾益気袪湿
じゃがいも:甘、平  補気健脾
大葉   :辛、温  散寒行気
両方を合わせると、健脾行気・散寒祛湿の作用がある。(参考:中医薬膳学 辰巳洋著)

ご紹介食薬の掲載履歴はこちら▶︎ この章のトップへ▶︎