 すぎな

春に芽を出すツクシは、スギナの胞子茎です。茎は柔らかな円柱状で退化した「はかま」と呼ばれる葉(葉鞘)が節に付いています。スギナはトクサ科の耐寒性の多年生草本で、ツクシが枯れた後に芽を出します。和名のスギナは草の形がスギに似ていることから、杉菜と名がついたという説や、節のところで抜いて継ぐことができたことから、継ぐ菜から転訛したという説があります。本草綱目には、節と節とが互いに接しているので接続草として登場します。5〜7月に全草を採取し、水洗いしてから天日で乾燥させたものを生薬のモンケイ(問荊)といいます。腎臓炎、利尿、肋膜炎、去痰、膀胱炎、回虫駆除などに、モンケイの煎じ液を服用します。また、皮膚疾患や漆かぶれには外用として用いられます。スギナには高濃度のケイ酸が含まれ、また代謝促進作用があることが知られており、リウマチ疾患、脚の浮腫、凍傷、骨折後の後遺症、痙攣性子宮周囲病などにはスギナエキスの座浴が良いとされています。(日本薬学会引用)
<IT部おすすめ> 薬膳インタビューの中上節子さんから「すぎな餅ぜんざい」の作り方を教えて頂きました。
すぎな餅ぜんざい
■材 料(4人前)
小豆・・・・・・・・・・・300g
砂糖・・・・・・・・・・・130g
塩 ・・・・・・・・・・・小さじ1
水 ・・・・・・・・・・・3000ml
白玉粉・・・・・・・・・・100g
水 ・・・・・・・・・・・90g
すぎな粉・・・・・・・・・1g
■作り方
①小豆はそっと水洗いをしたら、鍋に水を1500ml分入れ火にかけます。
②沸騰したら煮汁を捨て、再度水を入れ中火にかけます。
③沸騰してきたら、豆が踊らないように弱火にします。
④豆が芯まで煮えたら砂糖を3回に分けながら入れます。塩を加えて味を整える。
⑤白玉粉に水を入れ、耳たぶくらいの柔らかさにし「すぎな粉」を練り込みます。
鍋に湯を沸かし、白玉を茹でます。浮き上がってから1分経ったら取り出し、
冷水で冷やします。お椀などにわけた白玉に小豆をかけたら完成です。
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