健康な身体を作る食事には、元気を補う「補」、余分なものを捨てる「捨」、流れをつくる「流」、バランスを調える「調」の4つの方法があり、体質や症、季節などに応じて用います。現代は「補」ばかりに重きをおき、足りない栄養を多くの食品から摂取し、余剰なものが蓄積しがちになっているようです。
薬膳には、「捨・流・調」の方法をとりやすい食材が豊富にあります。発汗により邪気を出す解表類、消化を促進し脾胃の機能を整える消食類、水液代謝を調節する去湿類、清熱・解毒作用のある清熱類、気の流れを順調にする理気類などがあり、薬食同源の効果があります。春から初夏にかけては生長・発散の時期であり、新陳代謝が旺盛となります。デトックスやダイエットもしやすく、「捨・流・調」の食材を上手に用いることで、薬に頼らずとも体調を調整できます。

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