
「恬澹」は心が静かで安であること、「虚無」とは心にわだかまりが無いことをいいます。そのような生き方には真気も従い身体を充たすことができ、病はなく健全な心身が得られるといわれています。恬澹虚無に有れば随喜な心と静心が訪れ、巷の争い事も無くなるのでは…と願います。
年の初めに「粥」はいかがでしょう。『粥有十利』には、一は資色(肌の色艶がよくなる)、二は增力(気力が増す)、三は益寿(寿命が延びる)、四は安楽(体が楽になる)、五は弁説(言葉が清い)、六は除風(風邪引かない)、七は消宿食(胸やけしない)、八は除飢(飢えを癒す)、九は消渇(渇きを潤す)、十は大小便調達(通便よい)とあります。一品の粥に十の功徳がある、一を十になして受け取る恬澹虚無の教えのように思えます。 |