古典の中医学書「黄帝内経」や「神農本草経」には、「四字成語」の表記があり、季節ごとの特徴や身体の変化や治療法などの言葉が多くあります。現在でも日常的な知恵として使われており、薬膳の基本となる処方も含まれています。今回よりそれらを取り上げ、四字成語をワンポイントで解説することに致しました。四字成語を日々の食養生に活かしていきましょう。

春は風の季節と言われ、その風による花粉に悩まされる人が多く見られます。中医学では、花粉、ウイルス、細菌、ホコリ、化学物質などの外邪の侵入を防ぎ、身体を守る気を衛気といいます。
衛気は、皮毛の開閉を調節し皮膚を保護し、体を温め皮膚に栄養と潤いを与えます。病気を予防します。益気固表とは、この衛気の機能を守り、体表の免疫力を高めることをいいます。固表をするには、脾の機能を高めて水穀精微で補給し、益気健脾の食材を摂ります。瑞々しいきめ細やかな氷肌玉骨になるには、美容液など外部からのケアも良いですが、益気固表を心掛けることが良いでしょう。毛穴がきゅっと締まり、利尿をしむくみも解消します。


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