四気調神とは、季節と心身を調和させることが日常生活の養生法になるということです。四季の移り変わりは、様々に人体に影響します。(四気)。五行説では、秋に影響する臓腑は肺と大腸であり、現れやすい感情は七情のうちの悲憂となります。「悲憂は肺を傷る(やぶる)」といい、七情の変化によって情緒が臓腑に影響を与え変調をきたすことがあります。精神と肉体のバランスとリズムを整えることを「調神」といいます。秋は1年の中でしのぎやすい時期であり、環境の変化に順応できる心身をつくるにはよい季節といえます。
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