
2023.06
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カボス(枳実・未熟ダイダイ) 大分県
分 類:理気類
性味/帰経:温、辛、苦/肝、胆、脾、大腸
働 き:破気消積、化痰消痞
紹 介 者:市川兼二朗
カボスは柑橘類の一種で大分県の特産品。スダチよりもひとまわり大きい。果実は緑色のうちに収穫するが、熟してくると黄色くなる。スダチ、ユズに比べると酸味が強いのが特徴。独特の香りを持ち、地元大分では刺身や焼き魚等の薬味として利用され、あるいは鍋料理のポン酢の物等にも昔から利用されており、また清涼飲料水やお酒、お菓子等にも幅広く利用されている。最近ではカボスを加えた飼料で魚の養殖も盛んに行われてきている。漢方ではこの果実を乾燥させて青皮としても使われてきた。また、貝原益軒の【大和本草】には皮乾燥させ燻して蚊よけに使うとの記載あり。カボスには疲労回復に良いクエン酸が豊富に詰まっていて低血圧や動脈硬化を防ぐという効果も期待できる。カボスに含まれるクエン酸の量はなんとレモンの約2倍と柑橘類の中でも含有量が豊富である。 |
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