2024.02
温麺(うーめん) 宮城
分   類:小麦粉
性味/帰経:涼、甘/心、脾、腎
働   き:清熱除煩・養心安神、補益脾胃
紹 介 者:大村和子

 
うーめんはそうめんのひとつですが、茹でやすく食べやすく胃にやさしく消化がよいという特徴があります。うーめんの歴史には、孝行息子が身体の弱い母親のために、油を使わず細くのばし短くして作ったという逸話があります。長さ10cmの乾麺です。宮城蔵王のふもとの清らかな水で作られ「白石温麵」という名で有名です。1年を通して食べられていますが、野菜類や油揚げなどを入れた汁に温麺を入れて煮込み片栗粉でトロミをつけた「おくずかけ」(右写真)が有名です


2019.03
岩出山凍り豆腐(豆腐) 宮城県大崎市岩出山
分   類:清熱類
性味/帰経:寒・甘/脾・胃・大腸
働   き:益気和中・生津潤燥・清熱解毒
食材紹介者:岡野定玲子

 
仙台岩出山地方で昔ながらの生産・加工をしている凍り豆腐(こおりどうふ)をご紹介します。宮城産の大豆とにがりを使用し、岩出山の厳しい寒さにもかかわらず雪が少なく風もそれほど強くない気候を活かし、二度の凍結をさせるという独自製法で作られています。そのため弾力に富んだ固めの歯触りと滑らかな舌触りで、雑味が少ないのが特徴です。老化防止や免疫力の向上、骨粗鬆症や更年期障害の予防、コレステロール値の上昇を抑制、中性脂肪や血圧低下の働きがあると期待されています。大豆の風味が豊かで、煮崩れせず出汁がよく染み込みます。最近では郷土料理ばかりでなく、さまざまな料理に使われています。さらに、平成30年8月に地理的表示(GI)に登録されました。
*「地理的表示(GI)保護制度」とは、長年培われた特別な生産方法により、高い品質と評価を獲得した農林生産物・食品の産品の名称を、知的財産として保護する国(農林水産省)の制度。


2019.01
仙台せり(芹菜、セロリ) 宮城県仙台市
分   類:清熱類
性味/帰経:涼・甘・辛/肺・胃
働   き:清熱利尿・涼血止血
      高血圧、糖尿病、高脂血症の予防
食材紹介者:岡野定玲子

 
セリは春の七草の一つですが、仙台ではお正月から仙台雑煮にはなくてはならないセリです。宮城県のせりの栽培は古く、文献によると玄和年間(1620年)には栽培がされていたとあります。現在宮城県のセリ生産量はトップクラスです。
昔から食されていたせりですが、ここ数年根っこの部分の美味しさが再認識されて人気が高まり、せりを丸ごと食べる「せり鍋」は大人気です。和食のお店、居酒屋などどこでも、冬の人気メニューになっています。ほくほくとした根っこの味わいは抜群です。
葉っぱ、茎、根っことそれぞれ違った味わいと食感が楽しめ、生でも食べられるのでサラダ、おひたし、汁物、鍋とさまざまな料理のシーンに合わせられます。








2018.08


ずんだ(大豆) 宮城県仙台市
分  類 :利水滲湿類
性味/帰経:平・甘/脾・胃・大腸
働  き :健脾益胃、潤燥利尿
食材紹介者:岡野定玲子

 
夏は枝豆の収穫時期で、スーパーにも様々な種類の枝豆が秋近くまで並びます。それぞれの家庭で、お盆やお彼岸のお供え物として欠かせないものです。
「ずんだ餅」の「ずんだ」は枝豆を茹でて、薄皮を取り除いてすり潰し、砂糖、塩、水を加えて作った餡で、餅と合わせた「ずんだ餅」は宮城県仙台市の郷土料理です。最近では仙台のお土産物として有名になり、1年中、ずんだ餅をはじめ、だんご、大福もち、どら焼き、ずんだをベースにしたカントリーマーム、きのこの山、キットカット、ポッキーなど、おいしいお菓子がたくさんあります。 夏は、食欲不振や体力の消耗が激しく、胃腸機能も低下しやすい季節です。脾と胃の働きを補益する「ずんだ」は、理にかなった郷土料理です。
   このコラムのトップへ
Copyright © 2016 JFMCM All Right Reserved.