2023.11
大和芋(山薬) 神奈川県座間市 
分   類:補気類
性味/帰経:平・甘/脾・肺・腎
働   き:補脾止瀉・養肺止咳・
      補腎縮尿熱化痰・生津潤燥
紹 介 者:荒井たいこ

長寿芋と言われる「大和芋」を紹介致します。座間市の大和芋は、赤土より栄養分が豊富な黒ぼくと呼ばれる土で育てられます。そのため、粘り気が強く濃厚な味わいが特徴です。長芋と比べて食物繊維が豊富に含むのも特徴の一つです。簡単な料理法としては、すりおろした大和芋をお好み焼き風に焼いた、「大和芋もちもち焼き」。いなり寿司風に油揚げの中に詰めて焼いた、「大和芋のお揚げ包み」。粘り気が強いので大和芋を入れただけで、キュッと口が閉じます。あとは、焼くだけです。もちろん定番の山かけは一押しですね。今年は、11月10日過ぎから、市内のJAの直売所で販売予定です。



2023.10
浜なし(梨)
分 類  :止咳平端類
性味/帰経:涼、甘、微酸/肺、胃
働 き  :清熱化痰・生津潤燥
紹 介 者:三宅弘美


今はまさに旬の「浜なし」おすすめです。梨の品種名ではなく、横浜市内で生産された梨のブランド名です。一定の条件を満たし横浜農協から認定を受けて初めて販売ができます。品種は「幸水」「豊水」ですが、どこが違うのかと言うと、顔くらいの大きさと味です。ギリギリまで収穫を待ち、一つ一つが木になったまま熟すので大きくてみずみずしいのが特徴です。大量生産できないので、直売所で買いますがすぐに売り切れてしまう「幻の梨」です。



2021.4
三浦大根  神奈川県
分   類:消食類
性味/帰経:涼、辛、甘/肺、胃
働   き:順気消食、下気寛中、清化熱痰、
      散瘀止血
食材紹介者:伊藤弘子


三浦半島の大根の歴史は古く天保12年(1841年)の相模風土記にも栽培の記録があり、献上品の一つであったとされています。大正時代に三浦の地場大根と練馬大根などを交配させ、「三浦大根」と命名されました。特徴は大きいものは根長60cm、根重が3~4kgに肥大します。根部の形状は首部が細くて尻に向かって太くなる中ぶくれで、下部は細くなります。煮崩れしにくいため煮物やなます、ツマに向いています。昭和50年代後半からは「三浦大根」一色であった畑も、「青首大根」にわずか2、3年で切りかわってしまいました。
最近では「レディーサラダ」「小桜ダイコン」「淡桜ダイコン」と様々なタイプのカラー大根が育成されるようになっています。今では珍しくなった「三浦大根」を心から愛する私たちの土地に伝わる「大根のくずきり」をご紹介しましょう。

大根のくずきり(2人分)
材 料:大根10cm、片栗粉、きな粉、黒蜜、各適量
作り方:
① 大根は皮を剥きピーラーで薄切りにする。
② 薄切りにした大根に片栗粉をまぶし、沸騰
  した湯で2~3分茹でる。
③ 茹で上がったものを氷水に取り、水気を切
  ってきな粉と黒蜜をまぶす。


2020.07
オリーブ(青果、橄欖) 神奈川
分   類:清熱解毒類
性味/帰経:平・甘・酸/肺・胃
働   き:清熱解毒、利咽化痰、生津開胃
食材紹介者:松本しず子


我が町二宮は、相模湾を一望に湘南の海風を受け、温暖で、早咲きの菜の花を見に訪れる吾妻山があります。そんな環境の中、2004年より新たな産物として、小高い丘に、オリーブ栽培が始められました。初夏には白い花を咲かせ、秋には実がなり、11月頃から収穫が行われます。すぐに搾油機にかけ、豊かな香りあるオリーブ油ができます。オリーブ油は「血管の掃除屋さん」とも言われ血管をきれいにして血液の流れをよくし、健康上、美容上にも幅広く使われています。
私は、オリーブの漬物を米と一緒に炊いたり、マリネにしてカレーに添えたり、サンドイッチに挟んで楽しんでいます。


2019.07
万福寺人参  神奈川県川崎市
分   類:補益類(養血類)
性味/帰経:平(微温)・甘/
      肺・脾・胃・肝
働   き:養血益肝明目・斂肺止咳・
      健脾化滞
食材紹介者:日高和子


この人参は長さが60~80cmもあります。新聞誌を広げて両端に届く長さに驚かされます。川崎市の万福寺では昭和7年ごろから滝野川人参(東京大長人参)として生産していたそうですが、戦後品種改良され、正式名称「万福寺鮮紅大長人参」として栽培されました。「日本一長い人参」として農林大臣賞も受賞しましたが、徐々に生産が減少。最近地域の有志により伝統野菜として復活しました。甘味と香りの強さが特徴。昔ながらの人参の味がします。


2019.03
菊芋  神奈川県川崎市
分   類:祛湿(利水滲湿)類
性味/帰経:平・甘
働   き:利水祛湿・和中益胃・清熱解毒
食材紹介者:日高和子


地元の農家の方が今年から本格的に栽培を始めた「菊芋」です。
芋類ではなくキク科の植物の塊茎の部分です。菊に似た花をつけることからこの名前がついたとか…。名前からじゃが芋、里芋を連想しますが、デンプンはほとんどなく「イヌリン」というノンカロリーの糖質が主成分です。血糖値に気をつけなければいけない方や浮腫み解消にも効果が期待されています。ノンカロリーなのでダイエット効果も。
よく洗って皮付きのまま適当な大きさに切ってきんぴらや、天ぷら、甘味があるのでサラダとして生でも食べられます。シャキシャキした食感が美味しいです。


2018.08
花秋葵(はなおくら) 横浜市青葉区鴨志田町
分類・性味:消食類・涼、辛、苦/肺、肝、胃
効   能:健脾消食、潤腸通便
食材紹介者:田原静穂

 
鴨志田町でたくさんの種類の野菜を作っていらっしゃる方から、毎年7月頃に花おくらを頂きます。今年は猛暑のため開花が遅れているとのことでしたが、8月に入って綺麗な花オクラが届きました。
花おくらはおくらの花なのですが、花を食べるために改良された品種です。実は固くて食べることができません。
花びらを甘酢づけにしたり、サラダにしたり、花びらで生ハムを巻いてみたりします。見た目が良くきれいなので、お料理の飾りとして主に使います。










2018.06

真竹(またけ) 神奈川県川崎市
分   類:化痰類
性味/帰経:寒、甘/胃、大腸
働   き:清熱化痰、解毒透疹、滑腸通便
食材紹介者:日高和子


朝採れの「真竹」(またけ)が私の住む街川崎市の野菜直売所にありました。筍というと関東地方では4月ごろ出まわる孟宗竹を想像しますが、その姿を見かけなくなる梅雨前の6月初め頃に真竹が販売されます。
地面から30~40㎝位まで伸びたものを採り、細長くて表面がつるりとしているのが特徴です。真竹はスーパーではあまり見かけませんが、あっても一時なので記憶に残らないかもしれません。でも、とてもおいしいのです。特に採り立てはえぐみがないので、米ぬかや唐辛子をいれる必要がなく、水から入れてゆがき15分程で柔らくなります。
筍は化痰類で清熱化痰の働きがありますから、咳や痰などの症状を改善することが期待されています。
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