根らっきょう(薤白) 鹿児島
分 類:理気類
性味/帰経:温、辛、苦/肺、胃、大腸
働 き:温陽散結、行気導滞
食材紹介者:日高和子
中医学五采で学ぶ 葵・藿・薤・葱・韮 の薤は、らっきょうのことです。
日本三大砂丘のひとつである吹上砂丘を主な産地とする鹿児島県産らっきょうは,全国2位の生産量を誇ります。ところが鹿児島産の知名度が高くないのはなぜでしょう。漬物として出荷がないことと、家庭でらっきょう漬けをつくる風習があるためとか。たしかに、鹿児島の義理の母は大量の根らっきょうを洗って毎年塩らっきょうを作っていました。小口切りにして鰹節をかけて食べていましたね...。
らっきょうは、平安時代に中国から伝わった野菜で、中国では紀元前 3世紀ころから漢方薬の一種として利用されていたそうです。日本でも伝わった当初は薬として使用されていましたが、江戸時代になって食用となったようです。らっきょうは理気類で温性、辛味苦味があり肺、胃、大腸などの臓腑に入り作用します。陽気を温め補い各臓器の働きを高め、固まりを消散させます。また気の巡りを促進し、停滞症状を改善します。ただし、効果があると言って取り過ぎには注意が必要。大きさにもよりますが1日3~5粒と言われています。疲労回復、血流促進におすすめです。 |