
2025.10
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五郎島金時(薩摩芋) 石川県
分 類:補気類
性味/帰経:平、甘/肺、脾、腎、肝
働 き:益気健脾 和胃調中 潤腸通便 退黄通乳
紹 介 者:酒井雅晴
五郎島金時は、石川県金沢市の五郎島・粟ヶ崎地区を中心に栽培される伝統的なさつまいもで、加賀野菜の一つに数えられます。その起源は江戸時代中期、薩摩(現在の鹿児島県)からさつまいもが伝来し、金沢城下での栽培を経て、砂丘地の多い五郎島地区に根付いたことにあります。特に水はけの良い砂地が高品質なさつまいもの育成に適しており、以来300年近くにわたり受け継がれてきました。
五郎島金時は、水はけの良い砂丘地で味を重視した栽培方法で大切に育てられるため、繊維が少なく、加熱するとしっとりとした舌ざわりと自然な甘みが引き立ちます。焼き芋はもちろん、天ぷらやスイートポテト、大学芋など、さまざまな料理やお菓子に活用され、素材の味を活かした逸品に仕上がります。
9月は収穫の最盛期、旬は10月~1月です。五郎島金時の独特のほくほく感が最も味わえる時 期とされています。石川県内の直売所や観光地、秋の物産展などでもよく見かける五郎島金時は、お土産としても人気です。地元の風土と長年の栽培技術が育んだ、まさに“秋の恵み”と呼ぶにふさわしい五郎島金時をぜひご賞味ください。 |
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