5月:「脾」の機能を高める薬膳 
ハト麦とあさりの粥
梅雨は苦手な季節です。体が重だるく頭痛も現れます。顕著に現れるのが胃の不調です。元々胃の働きが弱いのであろうか胃もたれや時には下痢なども起こります。そんな時はやっぱりはお粥が一番かと思いこの季節に合うお粥レシピを考案いたしました。



テーマ 「脾」の機能を高める薬膳
考案者 細島佐知子
参考文献 食薬学(教科書)、薬膳素材辞典、体質改善のための薬膳
立  法 健脾清熱袪湿
素  材 粳米、ハト麦、あさり
アドバイス:日本国際薬膳師会認定部(写真、レシピ等の転用禁止)
材   料
(2人分)
粳米・・・・・・・・・・
干し椎茸・・・・・・・・
玉葱・・・・・・・・・・
浅利むき身・・・・・・・
セロリ・・・・・・・・・
ハト麦・・・・・・・・・
トウモロコシの髭・・・・
とろろ昆布・・・・・・・
【調味料】
塩・・・・・・・・・・・
酒・・・・・・・・・・・
ゴマ油・・・・・・・・・


100g
2個
50g
100g
10cm
大匙3
5g
8g

少々
大匙1
小匙1
作 り 方
1. あさりを鍋に入れ水100mlと酒で蒸す。
2. とうもろこしのひげを水800mlで煎じる。
3. ハト麦は一晩浸し柔らかく茹でる。
4. 干し椎茸を100mlの水で戻し千切りにする。
5. 煎じた2と椎茸、薄く小口切りにしたセロリと粳米を入れお粥に焚き上げる。
6. 玉葱をみじん切りにし、ごま油で炒める。
7. 器に粥とハト麦、あさりを入れとろろ昆布と炒め玉葱で盛り付ける。
 
食薬の性能

粳米・・・・・・・・・・・・・

干し椎茸・・・・・・・・・・・

玉葱・・・・・・・・・・・・・

浅利・・・・・・・・・・・・・

ハト麦・・・・・・・・・・・・

セロリ・・・・・・・・・・・・

玉米鬚(とうもろこしの髭)・・

昆布(とろろ昆布)・・・・・・
補気類 温・甘/脾・胃
健脾和胃 補中益気
補気類 平・甘/胃・肝
補気益胃
理気類 温・辛・甘/脾・胃・心・肺
健脾理気
化痰類 寒・甘・鹹/肝・腎・脾・胃
清熱化痰
利水滲湿類 微寒・甘・淡/脾・胃・肺
健脾滲湿 利水消腫 利水滲湿
清熱瀉火類 涼・甘・辛/肺・胃
清熱利尿
利水滲湿類 平・甘/肝・胆・腎・膀胱
利水消腫
化痰類 寒・鹹/肝・胃・腎
行水消腫 消痰軟堅 清熱行水
   
薬膳処方 梅雨の外因邪気として湿邪があります。湿邪は重濁性・粘滞性があるので、消痰のあさり、昆布にしました。湿邪は下降し下半身に侵入するので、利水のとうもろこしのひげを煎じお粥を炊きます。
湿邪は陰邪で陽気を傷つけ気の流れを阻害するので、理気の玉葱を加えます。梅雨は脾胃の働きが活発になります。健脾に粳米、干し椎茸、脾は湿を嫌いますので健脾滲湿のハト麦を使いました。温暖化で梅雨時期も高温になるため清熱瀉火のセロリを使いました。
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