日頃からイライラとぶつかり合う母娘に春は容赦なく感情を爆発させてくれます。若くエネルギー溢れる思春期の娘、更年期の私。自身の食事はなんとでもなりますが、食材好みが激しく隠して調理してもクコの実、棗すら香りと味で箸を遠ざけ、大葉や春菊、ミントなどの香りの強いものも苦手な娘。ちなみに、菊花茶も避けえられてしまいました。彼女が食せる食材をさらに食べやすく栄養素も残さず摂ってほしい。心穏やかにハツラツと過ごしてほしい、そんな思いやりスープになりました。気取らずササっと仕上がるスープをお食事にそっと添えていただけると嬉しいです。


「肝」の機能を高める薬膳

考案:舟川 忍
使用した文献:食薬学(教科書) 薬膳素材辞典
アドバイス:日本国際薬膳師会認定部(写真、レシピ等の転用禁止)

素材名:セロリ、ホタテ、キャベツ、じゃがいも


清肝滋陰益胃
(2人分)
セロリ茎・・・・・・・
ホタテ貝柱・・・・・・
じゃがいも・・・・・・
キャベツ・・・・・・・
水・・・・・・・・・・
【調味料】
塩・・・・・・・・・・
ごま油・・・・・・・・

60g
40g
25g
15g
300ml

ひとつまみ
小匙1/2

1. セロリは筋を切るように笹切から荒みじん切り。じゃがいも、キャベツ、ホタテは1センチ角に切る。
2. 鍋に水と野菜を入れ、じゃがいもが柔らかくなるまで煮込む。
3. 塩、ホタテを加え一煮立ちしたら火を止める。
4. 蓋をして5分ほどおいてから、ごま油を加える。

セロリ・・・・・・・・

ホタテ貝・・・・・・・

じゃがいも・・・・・・

キャベツ・・・・・・・
清熱類  涼・甘・辛/肺・胃
     清熱利尿
滋陰類  平・甘・鹹/肝・脾・胃・腎
     滋陰補虚
補気類  平・甘/胃・大腸・脾
     補気健脾
補気類  平・甘/胃・腎・肝
     補中益気

陽気が徐々に強くなり、肝の働きが活発になる春は心も身体も発散を好みますが、上昇しすぎると熱もこもりやすくなるため、余分な熱を取り除く清熱類のセロリを選びました。春の情志は「怒」、怒る感情が増えると肝気を痛め脾胃の働きも弱くなります。 帰経が肝であるホタテで補益を促し、脾の働きを整ええるため、胃腸に優しい補気類のじゃがいもとキャベツを加え負担なく消化吸収できるようスープ仕立てにしました。


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