日々の献立の中に、薬膳の理論を取り入れ、自然に薬膳料理を楽しみたいと思い、このレシピを考案いたしました。家族からリクエストの多い料理の一つにパエリアが挙げられます。春は肝の働きが活発になります。肝の働きを助けるため、滋陰類・補血類の食材を選びました。パエリアは、肉類・魚介類・野菜・米が一緒に楽しめる栄養価の高い料理です。レモン汁をかけると、さっぱりと爽やかになり、食欲がでると喜ばれます。


「肝」の機能を高める薬膳

考案:朝田美紀
使用した文献:食薬学(教科書)
アドバイス:日本国際薬膳師会認定部(写真、レシピ等の転用禁止)

素材名:牡蠣・イカ・鶏肉・にんじん・米


滋陰養血補肝 
(2人分)
牡蠣・・・・・・・・・
イカ・・・・・・・・・
にんじん・・・・・・・
鶏肉・・・・・・・・・
粳米・・・・・・・・・
玉葱・・・・・・・・・
隠元・・・・・・・・・
長葱・・・・・・・・・
ニンニク・・・・・・・
レモン・・・・・・・・
【調味料】
オリーブオイル・・・・
塩・・・・・・・・・・
水・・・・・・・・・・

150g
150g
100g
150g
150g
140g
30g
25g
1カケ
少々

大匙2.5
小匙1.5
450ml

1. 鶏肉とイカは、それぞれ一口大に切り、牡蠣は丁寧に洗い、皮をむいた玉葱・ニンニクはみじん切り。人参は皮をむき、8本スティック状に切り、残りはみじん切り、インゲンは筋をとる。
2. 小鍋に水450mlを入れ、にんじん、玉葱、ニンニクの皮と長ネギ、鶏肉50gを入れ、弱火で半量になるまで30分位煮詰め、野菜と鶏肉はザルで濾して、チキンスープを作り塩小匙1.5を入れる。
3. フライパンにオリーブオイル大匙0.5を入れ、インゲンとスティック人参を炒め取り出し、次に残りの鶏肉を炒め取り出しておく。
4. 3のフライパンにオリーブオイル大匙2を加え、みじん切りのニンニク・玉葱・人参をしんなりするまでよく炒めてから、生の米を加えて5分以上しっかりと炒める。
5. 4に2のチキンスープ200mlを加え、米にスープを吸わせてから、鶏肉と牡蠣とイカを並べ、アルミホイルで蓋をして、中弱火で25分炊く。
6. 蓋を開け、インゲンとスティック人参を飾り、アルミホイルで蓋をして、更に10分蒸らす。
7. お好みで、食べる直前にレモンを絞ってかける。

牡蠣・・・・・・

イカ・・・・・・

にんじん・・・・

鶏肉・・・・・・

粳米・・・・・・
 
隠元・・・・・・

玉葱・・・・・・

レモン・・・・・
滋陰類  平(微寒)・甘・鹹/肝・腎・胆
     滋陰養血
補血類  平・鹹/肝・腎
     養血滋陰
補血類  平(微温)・甘・微苦/肺・脾・心
     養血 健脾化滞
補気類  温・甘/脾・胃
     温中補脾 温中健脾
補気類  平・甘/脾・胃
     補中益気 健脾和胃 
補気類  平(微温)・甘/脾・胃
     益気健脾化湿
理気類  温・辛・甘/脾・胃・肺・心
     健脾理気
収渋類  平・甘・酸/脾・胃
     生津止渇

春になると、陰気が少しずつ弱まり陽気が強くなります。春は肝の疏泄が盛んになる季節です。身体を温める食材により肝の疏泄を助け、脾の運化を促進します。肝と脾は密接に関わるので適度な酸味(肝経)、甘味(脾経)を合わせて取り入れることをお薦め致します。補血類、滋陰類の働きのある食材は、肝陽上亢予防に役立ちます。(めまい、ほてり、ふらつき等)このレシピは、牡蠣、イカ、にんじんで、血と津液を滋養し、粳米、鶏肉、隠元で気を補います。長葱で陽気を発散、玉葱で気を巡らせるように工夫しました。


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