そら豆が出回る時期は短く、見かけたらすぐに購入します。まずは湯がいてそのまま、そら豆ごはん、炒め物にしたり、天ぷらにしたり。今回のレシピは豆を皮つきのまま使います。豆の皮は剥くものと思っていましたが、火を通した皮は柔らかく、そら豆の自然の甘味を感じます。新じゃがは丁寧に洗って皮つきで使い、あさりからは適度な鹹味があり、ほとんど、塩を使う必要がないほどよい出汁がでます。ことことと煮るうちにじゃが芋とそら豆にあさりのだしがしみこみます。そら豆はさやが空に向かって伸びることから付いた名前ということも気に入っています。


「脾」の機能を高める薬膳

考案:日高和子
使用した文献:薬膳素材辞典
アドバイス:日本国際薬膳師会認定部(写真、レシピ等の転用禁止)

素材名:新じゃがいも、そら豆、あさり


健脾理気祛湿
(2人分)
新じゃが芋・・・・・・・・
そら豆・・・・・・・・・・
あさり(殻付き)・・・・・
長ネギ(白い部分)・・・・
にんにく・・・・・・・・・
【調味料】
ローリエ・・・・・・・・・
酒・・・・・・・・・・・・
塩・胡椒・・・・・・・・・
サラダ油・・・・・・・・・

100g(1個)
120g(さやから出したもの)
120g
15g
7g

1枚
大匙2
各少々
大匙1

1. あさりは砂抜きし、殻をこすり洗いする。
2. じゃが芋はよく洗って皮つきのまま8つに切る。そら豆は皮つきのまま、さっとゆでておく。
3. フライパンに油大匙1/2とみじん切りにしたにんにくを入れて火にかける。香りが立ったらあさりを加えて炒め、酒を振り入れ、蓋をしてあさりの口が開くまで火にかける。
4. 別の鍋に残りの油を熱し、みじん切りにした葱を入れて炒め、2のじゃが芋をいれてさっと混ぜ、水100~120㎖を加える。沸騰したら、そら豆、ローリエ、3のあさりを汁ごと加え、蓋をして火を弱めて煮る。
5. じゃが芋に火が通ったら、味をみて塩・胡椒で調味する。

そら豆・・・・・・

じゃが芋・・・・・

あさり・・・・・・

葱白・・・・・・・

大蒜・・・・・・・
利水滲湿類 平、甘/脾、胃
      健脾利湿、補中益気
補気類   平、甘/胃、大腸
      補気健脾
化痰類   寒、甘、鹹/肝、腎、脾、胃
      清熱化痰、潤燥止渇
辛温解表類 温、辛/肺、胃
      発汗解表、散寒通腸     
外用類   温、辛/脾、胃、肺、大腸
      健脾止痢、殺虫、辛温散寒

健脾利湿作用のあるそら豆で、痰の原因と考えられる脾の働きの不調の改善をはかります。また、長葱とにんにくの辛味で気の巡りを促進します。気を補う補気類のじゃが芋、水の流れをよくする化痰類のあさりを使い、余分な水湿を取り除きます。


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