12月7日は「大雪」(たいせつ)です。自然界では草木が枯れて動物は冬眠状態に入ります。養生としては「蔵」で貯蔵することが重要とされています。食生活では「温陽」「祛寒」「通経活路」などを考慮した献立がお勧めです。12月22日は「冬至」です。冬至の日には「融通」がきくなどの語呂あわせから柚子湯に入り、南瓜を食べる習慣がありますが、中国では旧暦12月8日頃にもち米、あずきや松の実の入った「蝋八粥」を食べます。穀類と木の実などを合わせると身体を温め養生の効果があります。

◎今回のレシピについて
北海道の会員さんから、“インカのめざめ”を使ったスープカレーのご紹介がありました。
北海道と言えば、ジンギスカンやラーメン、カニなどの海鮮ものが有名ですが、札幌が発祥とされるスープカレーは、日本の最北端にあり、厳冬の季節を過ごさなければならない北海道の土地だからこそのメニューでしょうとお知らせ下さいました。
”インカのめざめ”は、じゃがいもの原種を新種改良して作られた希少価値の高いじゃがいもで、糖度が高く甘いのが特徴です。レシピではどこでも入手できる「じゃがいも」と致しました。


12月(大雪・冬至)のおすすめ薬膳

考案:須永 千沙 薬膳@LIFE 
監修:日本国際薬膳師会認定部(写真、レシピ等の転用禁止)

  素材名:骨付きラム肉、じゃがいも(インカのめざめ) 玉葱、にんじん、ピーマン、しめじ


温裏散寒、助陽益気
骨付きラム肉(又は薄切り)・・・
じゃがいも・・・・・・・・・・・
玉葱・・・・・・・・・・・・・・
にんじん・・・・・・・・・・・・
ピーマン・・・・・・・・・・・・
しめじ・・・・・・・・・・・・・
にんにく(すりおろし)・・・・・
生姜(すりおろし)・・・・・・・
五香粉・・・・・・・・・・・・・
バジル・・・・・・・・・・・・・
〈スパイス〉 
クミン・・・・・・・・・・・・・
コリアンダ・・・・・・・・・・・
フェンネル・・・・・・・・・・・
〈調味料〉 
塩、黒胡椒・・・・・・・・・・・
サラダ油・・・・・・・・・・・・
200g(2本)
100g(2個)
100g(1個)
50g(1本)
50g(1~2個)
100g(1株)
大さじ1/2
大さじ1/2
小さじ1
小さじ1/2

1g
1g
1g

少々
大さじ1と1/2

〈準備〉
スパイス:クミン、コリアン、フェンネルの粉を混ぜておく。
マリネ液:ヨーグルト大さじ2と五香粉小さじ1を混ぜておく。
カレー液:ナンプラー大さじ1、カレー粉大さじ1、ヨーグルト
     大さじ2を混ぜておく
1. ラム肉に塩、黒胡椒して、マリネ液に30分以上漬けておく。じゃがいも、にんじん、ピーマンは縦半分の大きさに切る。しめじは、石づきを取り小分けする。玉葱は、みじん切りにする。
2. フライパンにサラダ油を入れスパイスを弱火にかけて香りをだす。ピーマンを入れて焼き色がついたら取り出し、みじん切りの玉葱を入れ強火で炒める。
にんにく、生姜、五香粉も加えて玉葱が飴色になるまで炒める。
3. 熱したフライパンにラム肉を入れて表面に焦げ目がつく程度に焼き、取り出しておく。鍋に1000ccの水を入れ、じゃがいも、にんじんを入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にし、さらに20分ほど煮る。野菜が柔らかくなったら、一旦取り出す。
4. 鍋のスープの中に、炒めた玉葱を加えてよくかき混ぜ、スープが沸騰したらカレー液をダマにならないように溶かし入れる。
5. ④の鍋にラム肉、じゃがいも、にんじん、ピーマン、しめじを加え、中火で5分ほど煮たら、最後にバジルを加える。
6. スープ皿にラム肉と野菜を形よく盛付け、スープを注いだら出来上がり。

ラム肉・・・・・

玉葱・・・・・・

にんじん・・・・

ピーマン・・・・

しめじ・・・・・ じゃがいも・・・
助陽類  大熱(温) 甘 / 腎、脾、肝、胃
温陽暖下、益気補虚、通乳治帯
理気類  温 辛 甘 / 脾、胃、肺、心 
健脾理気、和胃消食、発表通陽
養血類  平(微温) 甘 / 肺、脾、胃 
肝養血養肝明目、斂肺止咳、健脾化滞
温裏類  熱 辛 / 心 脾     
温中散寒、開胃消食
補気類  涼 甘 / 腎、肺     
補血、通便補気類  平 甘 / 胃、大腸 
補気健脾

12月は雪が降り始め、本格的な冬が訪れる季節です。 一年の中で最も日照時間が短く外気が冷たいので、陽気が傷つきやすく身体も冷えるため、疼痛を伴った症状が現れやすくなります。このような季節には、身体を温め、寒さに負けない身体をつくることが大切です
陽気を補って臓腑機能や抗寒能力を高めるラム肉と、冷え症状を改善させて臓腑を温める香辛料を組み合わせました。ただし、香辛料には温裏類が多く、陰を消耗しやすいので注意しましょう。
臓腑で作られた陽気が全身に効率よく巡るよう理気類の玉葱、気血を補う補気類や養血類の野菜も加え、バランスの良いスープカレーに仕上げました

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