年初めのおせち料理の食材にはそれぞれ意味があります。代表的な黒豆はまめに元気に暮らせますように、数の子は子だくさんに恵まれますように、ごまめ(田作り)は五穀豊穣、きんとんは黄金の団子、そして海老は腰が曲がるまで長寿でいられますようにとの願いが込められています。冬は「腎」と関係の深い季節で、身体の成長、骨、記憶力、老化などと関わっています。「腎」の働きを良くするためには「温性」のものを摂り、身体を温めいたわりましょう。
1月5日は「小寒」、寒さが厳しくなる頃です。この日から「寒の入り」といい、寒さの始まりを意味します。1月20日は「大寒」、最も寒い季節です。「温陽」「祛寒」「通経活路」を考慮した献立を考えます。



1月(小寒・大寒)のおすすめ薬膳

今月の薬膳作成委員会監修 (写真・レシピ等の転用を禁ずる)

  素材名:海老・鶏ひき肉・韮・生姜
                  


温裏散寒 ・補気助陽
海老(殻付き 5~6㎝)………… 6尾
鶏ひき肉……………………………120g
韮……………………………………50g
生姜…………………………………5~10g
酒……………………………………小匙1
砂糖…………………………………小匙1/2
塩……………………………………小匙1/3
片栗粉………………………………大匙2
南瓜…………………………………100g

1. 海老は尾と一節を残して殻をむき、背ワタを取り除く。
2. 熱湯でさっと茹でそのまま冷ます。
3. 韮、生姜はみじん切りにする。南瓜は一口大に切る。
4. 鶏ひき肉に酒、砂糖、塩、片栗粉大匙1を入れて混ぜ、③の韮、生姜も入れる。
5. ④を良く混ぜ合せて、つくねにする。
6. 海老に片栗粉大匙1をまぶし、⑤のつくねを6等分して包む。
7. 蒸し器で➅と南瓜も入れて10分蒸す。
8. 好みで辛子醤油をつけて食べる。

海老……………助陽類 甘・温/肝・腎・脾・肺
       補腎壮陽、温陽開胃
鶏肉……………補気類 甘・温/脾・胃
       補中益気、補精添髄、降気止逆
韮………………温裏類 辛・温/肝・胃・腎
       温陽解毒、下気散血、食欲増進・疲労回復
生姜……………解表類 辛・微温/肺・脾
       温肺止咳、温胃止嘔、発汗解表
南瓜……………補益類 甘・温/脾・胃
       補気健脾


1月は自然界では小寒、大寒と、陽気が地に沈みもっとも寒い季節です。 私たちの身体も外界の寒さが寒邪となり、陽気を阻害して身体を縮こませます。 気血の循環が悪くなると、関節や筋肉がこわばり、痺れや脳梗塞、心筋梗塞など起こし やすいと言われています。
温裏散寒・補気助陽して身体の気力を助け、中から温めて寒邪から身体を守りましょう。 海老は陽気を補い、韮は臓腑を温め、体内の寒気を散らします。鶏肉、南瓜、生姜は 身体を温め陽気を助けます。

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