| 暮らしの中の身近な食薬 | |
| 中国で最初の薬学専門書「神農本草経」では、365種類の食薬を使う目的によって分類。元気で長寿を望むとき使うものを「上品」、病気を予防するために使うものを「中品」、毒性強く薬効強く病気を治療するものを「下品」としています。薬膳学が中医学の進歩とともに成熟期に入り、まとめられた書物が李時珍「本草綱目」。食療と薬膳の内容も多く、効能よりも、食薬の持つ性質、味、帰経、食品群で分類され、現代の考え方に近いものとなっています。この両書の分類を参考にしてできた、主編 辰巳洋、日本国際薬膳師会編「早わかり薬膳素材」の「上品、中品、下品」を基に、暮らしの中の身近な食薬を紹介していきます。 |
日本で採れる和栗は、栗ご飯、栗の甘露煮や栗きんとん、モンブランなどに使用されます。中国栗は、小ぶりで甘みが強く、加熱すると渋皮がぽろっと綺麗に剥ける天津甘栗(焼き栗)が有名です。西洋栗は、渋皮は比較的剥きやすく、マロングラッセ、洋菓子に使用されます。 栗の性味は、温、甘、鹹。帰経は心、脾、胃、肺、大腸、腎です。栗は、補脾止瀉、補腎強筋、活血止血です。 栗の木は実だけでなくほぼすべての部位が中薬になるという特徴を持っています。栗の花の性味は、微温、苦(渋)で大腸の出血に用いられます。 掲載履歴をみる 〉 |
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