Vol.017 廣崎知佳さん
プロフィール:鳥取県出身 兵庫県在住。製菓専門学校卒業後、洋菓子店や地元の観光施設勤務。結婚と同時に地元を離れる。風邪をひき病院に行った時に医師から言われた「葛根湯はあなたには合わないよ」というひと言に衝撃を受け漢方に興味を持つ。その後、何気なく見ていたインスタグラムで本草薬膳学院説明会の広告を見つけ入学を即決。現在は研究科に進み国際中医師を目指す。


本草薬膳学院で中医学を学ぶまで、自分が気鬱体質だなんて全く思いませんでした。むしろ「少しくらい嫌な事があっても、すぐに切り替えられる!私はストレスに強い!」くらいに思っていました。それなのに、喉の違和感で病院に行くとストレスだと言われ、耳の聴こえがおかしく病院に行けば、ストレスが原因の突発性難聴だと診断され… その都度「ストレスを溜めないように」と言われるものの、何がストレスなのかわからない状態でした。一体どうすればいいの…??そんな状態で本草通学1日目を迎えました。実はその時、突発性難聴の薬を服用中。耳の中で音が重なり、先生やクラスメイトの声が聞き取りづらく、今後の授業が不安でした。その後、薬を飲み終え症状も良くなり安心しましたが、また繰り返すかもしれない…と不安も残りました。そんな時授業で「肝はストレスに弱い事」「気の滞り」について学びました。「そうか!喉の違和感は梅核気っていうんだ!」「突発性難聴… 胆経が耳の周りを通っているからストレスで耳にも症状が現れるんだ!」「気の巡りを良くすればいいんだ!」と目から鱗でした。
それまで、ストレスを溜めないとは…??とモヤモヤしていましたが「滞った気の巡りを良くする」という治療・養生を知り、それが私の味方になりました。
毎日仕事に持って行く「薬膳茶」 1日中パソコン作業で目も疲れるので、清肝明目の菊花と理気解鬱の玫瑰花を合わせたり、紅茶に大棗や枸杞子を入れたり、清熱平肝の釣藤鈎をお茶にしたり、その日の状態に合わせて持って行きます。
もうひとつ心の養生、それは毎日観葉植物の世話をする事です。現在我が家では10数種類の植物を育てています。「おはよう!今日もかわいいね」「おやすみ」と毎日声をかけ、新しい葉が出ると本当に可愛く、眺めていると気持ちが安らぎます。薬膳茶と観葉植物、これが私の気を巡らせる養生法です。
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