Vol.014 伊藤美絵さん
千葉市在住。薬膳料理教室「くらしの薬膳salonゆず葉」主宰。大学研究室勤務、管理栄養士の仕事を経て結婚。北京転勤生活4年の中で本場の中医学に触れ、帰国後薬膳料理教室を開く。本草薬膳学院で学んだ学友と一緒に都内にて薬膳講座を開催、他レストランでの薬膳講座、保育園給食で薬膳を監修している。(ゆず葉HP:https://yuzuha-yakuzen.com)国際中医師・国際薬膳師・管理栄養士・調理師・中国高級茶芸師・本草薬膳学院認定講師


子供の頃からアレルギー体質だった私は、自然食思考の母のもとで食に対して敏感に育ちました。大学では応用微生物学を専攻し、小さな生き物たちが作り出す有用な物質をスクーリングしていました。今思えば東洋の中薬学や発酵学へ思いがより強くなる大切な時間でした。自然と健康についてより身近なレベルで関わりたい、しっかりと専門知識を身につけたいと思い改めて栄養士の資格を取りました。
薬や食べ物にアレルギーがあったため二十歳の頃から独学で中医学を学ぶようになりました。主人の中国北京転勤を機に本場の中医学や薬膳に触れ、在留中は中医師の先生に師事し薬膳を学んだ経験は今の私の糧になっています。
中国生活において得たもう一つは「人と人が寄り合う場所」の大切さを知りました。薬膳教室を起業したのは「薬膳の良さを人に伝えながら集うに場を提供したい」という思いからです。千葉市の小さな商店街の中にある薬膳教室「ゆず葉」では少しマニアックな(専門的な)料理教室ですが、料理は家庭でも取り入れやすく、シンプルなに美味しいと好評をいただいております。開業して14年目となり、健康に悩みがある方、美味しいものが好きな方など幅広い方が集うようになりました。「花粉症が治りました」「不眠がなくなった」「小さな不調は自分で対処できるようになった」などなど、うれしい声も聞こえてきます。
「くらしの薬膳salonゆず」の名前の由来
くらしの中に薬膳を。ゆず:花言葉「健康美」。葉:千葉県は千枚の葉っぱ=千の葉っぱが集いみんなで笑顔を造りたい。これからも美味しく元気になる薬膳を通して、出会う人の笑顔の輪を広げていきたいと思います。
|
|
|
|