お店の自慢でも、薬膳料理の自慢でも、健康のための私の薬膳などなど.... 自慢できる薬膳との関わりをこの「会員にスポット」でご披露ください。自薦、他薦を問いません。形式も自由です。皆様の投稿をお待ちしています。 |
Vol.001 三上康介さん
プロフィール:1978年生まれ、岩手県生まれ。専門学校を卒業後、地元の老人保健施設に勤務。約10年にわたって経験を積む中、おいしくて体に嬉しい「薬膳」に出会う。本格的に薬膳を学ぶため、30歳を機に上京。本草薬膳学院で学ぶ傍らさまざまなジャンルの飲食店で腕を磨く。2009年、北京で開催された「国際養生料理コンテスト」において最優秀料理人に選出され、日本人初の「世界美食薬膳名師」となる。国際薬膳師、国際中医師、「薬膳Dining & Bar 銀座しんのう」オーナーシェフ


「薬膳Dining & Bar 銀座しんのう」の三上と申します。今回『薬膳自慢』というお話を頂いたのですが、やはり何といっても『銀座にお店を構える』ことができたことです。その内容も薬膳の枠を破るような料理と他では見ない体質に合わせた薬酒を提供するという唯一無二の飲食店。
料理教室なども考えましたが、今まで飲食店で料理しかやってきたことがなかったので自分の店を持つことも1つの目標でもありました。『銀座に自分の店を構える』という料理人にとっては夢のようなことを大手の会社や有名な料理人ではなく、ただの普通の料理人が一発目にして成し遂げてしまったのです。
しかもコロナウィルスが流行りだし、緊急事態宣言が出された矢先の2020年にオープン。「銀座という一等地」「コロナウィルスの流行」「無名の料理人」という多様なリスクを抱えながらのスタート。不安だらけのスタートでしたが、なぜか自信にも満ち溢れていました。コロナウィルス流行の世の中で自分自身の健康を見直し、管理しようとする『セルフメディケーション』が浸透しつつあると見えたからです。セルフメディケーションの一環として『食』に対する意識も変化がみられ、今後の食生活に大きな影響と健康に対する意識が高くなると思われました。
食事での健康管理で『薬膳』は非常に有効的な食事療法で、日常の食事に摂り入れやすい方法の1つであると確信しております。薬膳とは日常からかけ離れたものだと思われる人も多いですが、実は古来より日本の風習に既に中医学は浸透していることに気が付いていない日本人も多く、私も薬膳を勉強するまでは気が付きませんでした。そしてお店を始めてみると思っていたよりも薬膳を知らない人が多いことに気がつきました。知っていたとしても『薬膳=火鍋や中華料理』のイメージが多く、味も苦みや薬のような味がするものと思われがちでしたが、そんなイメージを払拭していけるように当店から情報を発信していきたいと思っております。
これからもっと世の中に広がっていく可能性しかない『薬膳』
『銀座しんのう』もその一手を担うことができるようにこれからも尽力していきたいと思っております。
https://www.ginza-shinno.tokyo/
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