
2021.10
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バタバタ茶(茶葉)
分 類:清熱類
性味/帰経:涼、苦/心、肺、胃
働 き:清利明目、生津止渇、消食止利、
利尿消腫
食材紹介者:河本壽恵乃
富山県魚津市に墓参りに行って来ました。実家から車で40分位の朝日町蛭谷集落にはバタバタ茶があります。後発酵茶とも黒茶とも言い中国では漢時代(約2000年ほど前)からすでに飲まれていたものが日本に伝来しました。日本の黒茶は3か所にあり、高知の碁石茶、徳島の阿波番茶、富山県のバタバタ茶です。この中で唯一黒茶と同じ、あん堆という工程で作られているのがバタバタ茶です。室町時代から飲まれていて、1472年蓮如上人が説話に伴うお茶としてバタバタ茶を使用したと記録にあります。煮立たお茶を五郎八茶碗に入れて茶筅で泡たて飲みやすくします。バタバタとはあせぐらしく(慌ただしく)茶筅を動かして泡立てる動作が由来と言われています。 |
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