山椒(さんしょう) 東京都(全国分布)
分   類:温裏類
性味/帰経:辛、温/脾・肝・腎
働   き:温中散寒 理気 和胃 解毒
紹 介 者:福室愛子


三月中旬から、庭の山椒が芽吹いてきました。山椒(木の芽)は、春の野菜の筍やフキの煮ものに重宝されます。又、粉山椒は“うなぎの蒲焼”の味を引き出す役目をしています。何といっても、スーッとする香り、口の中がしびれるような辛味が特徴です。山椒の辛味成分(サンショオール)は、内臓器官の働きを活発にする作用があり、身体を温めて、胃腸の働きを助けることが分かっています。漢方薬の「大建中湯」にも山椒が入っています。
私はこの時期に山椒の葉は佃煮に、実は軽く塩茹でして冷凍保存して、ちりめん山椒などを作って一年中、楽しんでいます。山椒の佃煮の作り方をご紹介します。
作り方:だし汁50mlに、みりん、酒、醤油、各大匙2を入れ沸騰したら、軽く湯がいた山椒の葉(50g)をざく切りにし、実(20粒)と一緒に入れ煮絡める。

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