千葉県出身なので落花生はよく食べました。普通は煎って皮をむいて食べますが、皮ごと使う調理法は、他にも“ピーナッツ味噌”等があります。ご飯に炊きこむ事で歯ざわりも良くなり、黒豆の甘みも加わります。冷凍保存も出来るメニューです。


「脾」の機能を高める薬膳

考案:清水玲子
使用した文献:膳素材辞典 体質改善のための薬膳
アドバイス:日本国際薬膳師会認定部(写真、レシピ等の転用禁止)

素材名:もち米、米、落花生、黒豆、黒胡麻


養血益気
(4〜5人分)
もち米・・・・・・・・・
米・・・・・・・・・・・
落花生・・・・・・・・・
黒すり胡麻・・・・・・・
黒豆・・・・・・・・・・
陳皮・・・・・・・・・・
(調味料)
塩・・・・・・・・・・・

155g(1合)
150g(1合)
80g 
12g(大匙2)
30g 
3g 

少々

1. 落花生は洗って、皮付きのまま1晩水に浸す。
2. 黒豆はフライパンで皮が割れ香ばしくなるまで炒る。
3. もち米、米は合わせて洗い30分程つけおく。
4. 黒すり胡麻と塩少々を合わせておく。
5. 陳皮は少量の水に浸しておく。
6. 炊飯器にもち米、米、落花生と浸し汁も加え、普通の水加減にし、黒豆も入れ炊き上げる。
7. 炊き上がったご飯にきざんだ陳皮を混ぜ盛りつけ、黒すり胡麻塩をふる。

糯米・・・・・・・・

粳米・・・・・・・・

落花生・・・・・・・

黒胡麻・・・・・・・

黒豆・・・・・・・・

陳皮・・・・・・・・
補益類 温・甘/脾・胃・肺  
    補中益気 健脾止瀉
補気類 平・甘/脾・胃      
    補中益気 健脾和胃
養血類 平・甘/肺・脾     
    補血養血 補脾止血
滋陰類 平・甘/肝・腎     
    滋補肝腎 養血益精
去湿類 平・甘/脾・腎     
    滋陰補血
理気類 温・辛・苦/脾・肺   
    理気調中

糯米は疲れ、食欲不振に効果があり、粳米には他に、精神安定にも期待できます。落花生は、血を補養し脾の虚弱を補う働きがあります。皮つきの方が効果が高いので浸水させて汁ごと使います。黒豆は炒めると平性より少し温性に偏り、補陰養血の働きになり風味も増します。黒胡麻は外皮がかたいので、すって使うと効果的です。


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