生の山芋が苦手な母は、グラタンにすると喜んで食べてくれました。山芋をすりおろしてもよいのですが、ポリ袋に入れてたたくことでころっとした触感が残るのもおいしさになります。母のために作ることはなくなりましたが簡単にできる山芋のメニューのひとつです。


「脾」の機能を高める薬膳

考案:森澤加代
使用した文献:薬膳素材辞典、早わかり薬膳素材
アドバイス:日本国際薬膳師会認定部(写真、レシピ等の転用禁止)

素材名:鶏肉 山芋 さやいんげん 玉葱 チーズ



補気健脾
鶏肉・・・・・・・・
山芋・・・・・・・・
さやいんげん・・・・
玉葱・・・・・・・・
ピザ用チーズ・・・・
<調味料>
みそ・・・・・・・・
オリーブオイル・・・塩 コショウ・・・・
200g
250g
30g
100g
50g

大匙1/2
大匙1
適量

1. 鶏肉を一口大に、玉ねぎを薄切りにする。
2. さやいんげんはさっとゆで1.5㎝長さに切る。
3. フライパンにオリーブオイルをひき、鶏肉と玉葱を炒め塩コショウで調味する。
4. 山芋をポリ袋に入れすりこぎでたたいてつぶし、みそを加えて混ぜる。
5. 耐熱容器に3の鶏肉とさやいんげんを入れ4の山芋をかけ、ピザ用チーズをのせる。
6. オーブントースターで15分ほど焦げ目がつくまで焼く。

鶏肉・・・・・・・・

山芋・・・・・・・・

さやいんげん・・・・

玉葱・・・・・・・・

チーズ・・・・・・・
補気類 平(温)・甘/脾・胃  
    補中益気
補気類 平・甘/脾・肺・腎   
    補脾養胃
補気類 平・甘/脾・胃     
    健脾化湿 消暑和中
理気類 温・辛・甘/脾・胃・肺・心  
    健脾理気
滋陰類 平・甘・酸/肺・肝・脾      
    潤腸通便

脾胃はすべての消化機能にかかわり、働きが悪くなると食欲不振や消化不良になり、疲れやすく、回復力が低下します。山芋、鶏肉、サヤインゲンなど補気のものと理気の玉葱、滋陰類のチーズなどで消化吸収を良くし、便通を調え、疲労回復、免疫力の向上につなげます。


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