今回のレシピについて
食べ物は脾胃の働きによって水穀精微に変えられ、全身に運ばれて五臓六腑を養います。肌の滋養や顔の美容は五臓の働きによって保たれているので、その働きが良いと肌に張りとつやが出て顔色も健康になります。日頃よく口にする「いか」は、肝経、腎経に働きかけ養血滋陰の効能があることを知りました。そこで、見た目にも色鮮やかなマリネにし、美肌効果の期待できるレシピを考えました。

《アンチエイジングの養生》肌・白髪の予防薬膳

考案:西 文
アドバイス:日本国際薬膳師会認定部(写真、レシピ等の転用禁止)


素材名:いか、玉ねぎ、パプリカ



養血滋陰活血
いか・・・・・・・・・・・・
玉ねぎ・・・・・・・・・・・
パプリカ(赤)・・・・・・・
パセリ・・・・・・・・・・・
<マリネ液>
 A:酢・・・・・・・・・・・
  砂糖・・・・・・・・・・
  塩・・・・・・・・・・・
  胡椒・・・・・・・・・・
  オリーブオイル・・・・・
100g
50g
40g
2g(みじん切り小匙2)

大匙 1と2/3 
小匙2 
小匙1/2
少々
小匙2

1. 玉葱は薄切りにして水にさらす。パプリカは薄切り、パセリはみじん切りにする。
2. いかは1cmの輪切りにし、塩・酒少々を入れたお湯で茹で、ざるにあけ水分を切る。
3. Aを合わせてマリネ液を作り、いか、玉ねぎ、パプリカ、みじん切りパセリを入れて合わせ、冷蔵庫で味をなじませる。
4. 器に盛り、残りのパセリを散らす。

いか・・・・・・・・・

玉葱・・・・・・・・・

青椒(パプリカ)・・・

酢・・・・・・・・・・
養血類 平・鹹/肝・腎
    養血滋陰
理気類 温・辛・甘/脾・胃・肺・心
    健脾理気
温裏類 熱・辛/心・脾
    温中散寒
理血類 温・酸・苦/肝・胃
    活血散瘀

養血類のいかで血を補い、理気類の玉ねぎ、臓腑を温めて巡りをよくする温裏類のパプリカで、気・血を巡らします。マリネ液の酢は瘀血状態を改善し、艶のある、血色の良い肌をつくります。


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