暮らしの中の身近な食薬        No.029

カリフラワー










原産は地中海沿岸で、15~16世紀にブロッコリーが突然変異して白化したのが始まりです。
日本では明治初期に主に太平洋沿岸で栽培されていましたが、主に流通するようになったのは、戦後。1960年頃からブロッコリーに比べて日持ちもしやすいので消費が伸びるようになりました。ただ最近は、ブロッコリーに押され栽培量が減少しています。カリフラワーは、キャベツに近い栄養素でありビタミンCが豊富で、キャベツのおよそ2倍と言われています。

<効能効果> 平性/甘味/腎・脾・胃  補気類に分類されます。
       脾胃和胃:脾胃虚弱、疲れ、胸焼け、胃痛
       補腎強筋:耳鳴り、健忘

<IT部おすすめ>
カリフラワーライスについて!
カリフラワーライスは、カリフラワーを細かくしてお米のようにしたものです。冷凍食品として販売されています。100%オーガニック国産有機カリフラワーライス、お米のかわりに食べるカリフラワーなど、お米と同じ感覚でお料理に使うことができます。低糖質、低カロリーが最大の特徴で、100gあたり白米168kcal、糖質量35.6gに対して、カリフラワーライスは27kcal、糖質量2.3gです。また、カリフラワーに含まれるビタミンCは加熱しても失われにくいことが分かっており魅力です。

ごはんの代わりに食事に取り入れたり、ごはんの半分をカリフラワーライスに置き換えたり、ハンバークやコロッケのお肉の半分をこのカリフラワーライスにすることで、カロリー控えめなお料理になります。もちろん、冷凍食品を使わずカリフラワーをフードプロセッサーなどで細かく刻んでも作れます。

カリフラワーを加工したものにはスナック菓子もあります。 カリフラワーライスはメリットもたくさんありますが、過度な取り過ぎや過信には問題点もあります。特徴をよく知って上手に利用しましょう…。

   ▶︎掲載履歴のトップへ  ▶︎暮らしの中の身近な食薬トップへ
Copyright © 2016 JFMCM All Right Reserved.