暮らしの中の身近な食薬        No.020

五味子













「日本薬局方」において、五味子はマツブサ科のチョウセンゴミシです。東アジアに分布するつる性の落葉性木本で、雌雄異株、葉は互生し、先が尖った卵形~広楕円形で縁に鋸歯があります。花期は5月~7月頃、花はわずかに黄色がかかった白色で、新しい枝の基部から下垂します。薬用部位は、果実です。薬理成分は、鎮痛作用、鎮咳作用、中枢抑制作用又はトランキナイザー様作用、ストレス胃潰瘍抑制作用、肝再生促進作用があります。
五味子は、温性/酸・甘味/肺、心、腎。肺虚や肺腎不足の慢性の咳・喘息・呼吸困難。口渇、自汗、盗汗。遺精、滑精、脾腎陽虚の五更泄瀉や慢性の下痢。心悸、不眠、多夢などへの効果があります。五味子は、様々な方剤に使用されています。杏蘇酸、小青竜湯、清暑益気湯、清肺湯、人参養栄湯、補肺湯、苓甘姜味辛夏仁湯などに使われています。(参照 現代医療における漢方薬)五味子は現在、日本の薬機法で医療機関でしか扱えないようになっています。

IT部おすすめ
インタビューでお話を伺った西山睦美さんから、自宅で簡単に作れる「ペチュコッチョリ(白菜浅漬けキムチ)」を教えていただきました。

ペチュコッチョリ(白菜浅漬けキムチ)
<材料>
白菜            1/4株
塩             大匙2
ニラまたは万能ねぎ(セリ) 1/2束
A:アミの塩辛       大匙1~2
  さとう         大匙1
  おろしにんにく     大匙1
  おろししょうが     小匙1
  粉唐辛子        大匙2~4
  いわしエキス(魚醬)  大匙1 
B:ごま油         大匙1
  炒りゴマ        大匙1

<作り方>
① 白菜は芯を取り、水洗いし、1×10cm位の大きさに切り、塩を振り15分おく。
② ①がしんなりしたら、塩けを水洗いし(食べてみてちょっとしょっぱい位)、
  水気をしっかり切る。
③ ニラは洗い4cmの長さに切る。
④ ボウルにAを入れ混ぜ、②と③を入れ、手でさっくり混ぜる。
⑤ 仕上げにBを入れ和える。   

アミの塩辛は塩分が濃く固まらないので冷凍保存可能です。水気も出て来るので、1~2日で食べ切る即席キムチです。是非作ってみてください。

   ▶︎掲載履歴のトップへ  ▶︎暮らしの中の身近な食薬トップへ
Copyright © 2016 JFMCM All Right Reserved.