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「木」は成長・伸展の特徴を持ちます。春に東風が吹き、新芽がでて自然界を成長させます。そういった特徴を木に属すると考えます。五臓の肝に関わる症候をみると鬱状態を嫌い、伸びやかであることを好むので、木に属するとします。 |
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「火」は陽熱で熱く炎上という特徴を持ちます。夏がそれに属します。
また五臓の心は喜ぶことを好むので、火に属します。 |
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「土」はすべての生物の誕生、生活する基盤となっています。湿り気は農作物の育成に役に立っており、土に属します。臓腑の脾と胃は、食べ物を消化吸収し、営養物質「水穀精微」に変化させ、身体に営養を与え変化・生養させるので土に属します。 |
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「金」は固い性質があり、清粛、収斂のイメージがあり、秋の澄んだ空や乾燥した空気のも
と作物の収穫が行われるので、金に属します。肺は五臓の中で最もデリケートな臓で、清浄
を好むので金に属します。 |
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「水」は、冷たい性質で命を潤す重要なもので、上から下へと流れます。冬になると寒くな
り、水に属します。腎は五臓の中で最も低いところにあり、水を主り、排尿するので水に属
します。 |