身土不二とは、人間の体と暮らす土地は一体であり、その土地のものを食べ生活するのが身体によいという意味です。例えば、路地ものの夏野菜には、小暑の頃は清熱や燥湿の効果ある胡瓜・レタス・枝豆・とうもろこしなどが採れ、大暑の頃は清熱や解暑、生津の効果のあるトマト・スイカ・冬瓜などが採れ、季節にぴったりな食薬となります。地域でつくられた旬の農産物、畜産物、水産物や、その土地ゆかりの伝統野菜、地域の特産品、伝統食を選ぶ事が肝要です。身土不二な食事は身体に良いだけでなく、地場産物の消費を増やし産業を応援することになり、さらには自給率のアップにも繋がります。フードロスやフードマイレージも減らすことができるエコな薬膳となります。 |